ピークカットとピークシフトはどう違う?

ピークカット,ピークシフト

ピークシフトとピークカット

節電や省エネルギー対策の一環として、「ピークシフト」そして「ピークカット」という言葉がよく聞かれています。

どちらも同じようなものとして考えられることが多いですが、実際には別物です。

それでは、ピークシフトとピークカット、どのように違うのでしょうか?

ピークシフトはゴールデンタイム

ピークシフトとは、その名の通り電力の使用量がピークに達する時間帯をシフトすることです。

電力使用量の多い平日の午前中や午後という時間帯から電力使用の比較的少ない夜間や休日に負荷を移動させることを目的にしています。

このピークシフトには今まででは不可能と考えられてきた蓄電という技術が導入されています。

エコキュートや蓄電システムなどの夜間電力使用型機器や蓄熱によって実現が可能です。

夜間にためておいた電気を日中に使うことなどができるようになります。

ピークシフトは一般的には電力会社にとってのキーワードですが、私たちの生活にも徐々に浸透してきています。

例えば、ピークシフト機能を搭載したパソコンです。

夜の間に充電をし、日中は自動的にバッテリー駆動などに切り替わるようになっています。

省エネルギー対策が叫ばれる中、こうした家電製品は次第に多くなっていくでしょう。

電力使用そのものを抑える動きがある

電気使用量抑える電力使用量のピークを移動させる試みであるピークシフトに足しし、ピークカットは電力使用そのものを抑える動きのことを指しています。

電力供給側から見た場合、冷暖房や家事のために用いられる電力使用量の最高値を低く抑えることを目的としています。

省エネルギー機器や再生可能エネルギー機器が用いられることもあります。

具体的には、照明にLEDを導入したり、太陽光発電などを電力供給に用いたりしています。

もちろん、電力使用そのものを低めに抑えて節電対策を行うというアプローチもあります。

また、ピークカットには電力使用料金の高騰も背景にあるとされています。

電力価格が飛躍的に上がった際、電力使用を抑えるために提案されるプランです。

ピークシフト・ピークカットによるメリットとは

ピークシフト・ピークカットを通じて得ることのできるメリットには様々なものがありますが、その中でも地球温暖化対策がよく注目されています。

例えば、火力発電を行うと二酸化炭素の排出量が増えてしまいますが、電力の節約をし再生可能エネルギー技術を用いるピークシフトとピークカットなら、二酸化炭素排出量を抑えることが可能です。

結果的には地球環境問題にも貢献することになります。

そのため、ピークシフトとピークカットに関する取り組みはこれから広範囲で浸透していくことになるでしょう。

特に、電力の使用量を監視して過剰使用時には警告を送ってくれる「デマンド制御システム」、あるいは「デマンドレスポンスサービス」が一般的に普及すれば、ピークシフトとピークカットの概念はより身近で理解されやすいものになることが見込まれます。

デマンド制御システムとは

デマンド制御システムピークカットに用いられるシステムの一つとして注目されているのが、デマンド制御システムです。

電力の使用量をリアルタイムで計測して必要な電力量を予測、そしてピーク時の電力使用量の削減を行います。

もちろん、電気料金の削減にも役立っています。

そのため、省エネ対策に貢献をするのと同時に電気代を低く抑えたい企業や家庭からの注目度が高いようです。

電気料金は電力量料金と基本料金の2つから校正させており、電気量料金はこまめな工夫によって減らすことが可能です。

ただし基本料金は契約電力使用量に応じて上下するため、電気代を高いと感じさせる要因にもなっています。

そこで、デマンド制御システムの出番です。

必要以上の電力を消費しているときにはアラートが来るように設定されているため、電力の節約をスピーディーに行うことができます。

結果、使用量に応じて高くなる電力の基本料金を下げられます。

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