電力自由化で一般家庭の電気代はどうなる?

電力自由化

電力自由化とは?

電力会社2016年からスタートする「電力自由化」とは、発電の自由化・電力小売りの自由化・送配電の自由化と三種類の自由化が合わさったものです。

そのうち、電力小売りの全面自由化は消費者への影響がこれまでは、東京に住む人は東京電力、大阪に住む人は関西電力と地域ごとに設立された電力会社からしか電気を購入することはできませんでしたが、自由化の後は複数の事業者が提供する料金プランや契約メニューの中から自由に選べるようになります。

今までは居住地域にあわせて自動的に電力会社が割り振られ、そこに電気料金を支払っていました。

たとえば関東在住の方は東京電力から、北海道なら北海道電力から電気を購入していました。

しかし自由化後は消費者が主体となって各電力会社のサービスや料金を比較し、安いものやサービスが魅力的なものなど、ニーズに合う会社を選択します。

今までと同じ電力会社のまま継続することもできますし、新しい事業者による新電力に乗り換えることも可能です。

地域の大手電力会社以外の選択肢が増えることで、多種多様な料金体系やサービスが生まれ、私たちの生活はさらに活性化すると考えられています。

一般家庭の電気代は具体的にどうなるの? 平均して10%から30%の消費電力が削減できると予想され、少なくとも10%程度の削減は可能になります。

一般世帯の電気料金は2人世帯で年間約10万円程度と言われていますが、10%~30%の電気量削減で1~3万円程度節約ができます。

現在オール電化システムを導入している家庭では昼間の電気料金が高めに設定されていますが、昼間にも安い料金体系のプランを提案する新電力事業者が現れれば、昼間の時間帯の大幅な電気代削減が可能になります。

電気料金は各電力会社や事業者が独自に設定することができます。

また、電気料金そのものが引き下げられた場合は、現在の予想よりさらに電気代を減らすことも夢ではないでしょう。

電気代以外への影響は?

電力比較電力自由化のメリットは安い電気料金プランを選べることだけではなく、付加価値の高いサービスが次々と現れるところにもあります。

たとえば、東京電力はスマートメーターというシステムを提案

ユーザーが30分単位で電力の使用量を確認できるサービスを打ち出しています。

電力と通信などをセットにしたセット割も電気代以外に注目すべき点です。

これは、電気料金プランに加入することで電気代と通信費の両方が割引されるという内容です。

現状では電気代も通信費も一定料金がかかります。

しかしセット割プランを選ぶことで、電気代に加えて携帯電話やインターネットにかかる通信費用の削減が可能になるのです。

東京電力はすでにPONTAやTポイントとの提携を行っており、電気料金プランに加入することでポイントが貯まり、さらにはそれぞれのポイントで買い物ができるという流れができました。

これは、ポイントプログラムに加入している方にとっては非常に魅力的なサービスと言えます。

セット割は活用次第で驚くほどお得になるので、電気代以外の付加価値についても見極める必要があるでしょう。

日本全体への影響を考えるなら、電力会社や電気料金プランの選択肢が増えることで各社の競争率が上がり、消費者の動きも活発化して、経済が活性化していきます。

通信やポイントプログラム以外の、まだ候補に挙がっていないサービスとの連携も考えられますから、消費者にとっては「どのプランが一番お得か」と真剣に考えるようになり、今まで何となく契約していた電力会社や事業者が、さらに身近なものとなります。

今まで主流だった「電力供給は電力会社だけのもの」という構図も変化します。

もはや電気供給は電力会社だけの事業ではなく、不動産業やサービス業など、電力が主力ではなかった企業や事業者も参入して、さまざまな業界が流動的に動き出すことでしょう。

消費者の動きとあわせて、日本全体に大きな影響が出ることは間違いのないところです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>